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2024.09.19

夏の夜空に打ち上がる天敵!〜柴犬あるある花火対策編~

夏の夜空に打ち上がる天敵!〜柴犬あるある花火対策編~

柴犬のちょっと不思議な生態を不定期にご紹介する、「柴犬あるある」シリーズ。
今回は今年も襲来した『天敵との闘い』についてです。

皆さまの家の子は、苦手なものはありますか?
柴犬さんの場合は、暑い時期の風物詩でもある「花火」が苦手なのだそうです。ただ単に苦手、怖がる…というよりも、その反応にもクセがあるそうで…。

いつもは堂々として頑固でマイペースな柴犬さんの普段とは違う一面に思わずクスッと笑えるはず。
かわいそうだけど、なんだかかわいい。そんな「うちの子あるある」をぜひお楽しみください。

オヤツ攻撃が無効化!花火の力おそるべし

しかし、花火が終わってしばらくすると「さっきのおやつは?」と催促してきます。覚えてたんかい!

しかし、花火が終わってしばらくすると「さっきのおやつは?」と催促してきます。覚えてたんかい!

夏のお楽しみといえば、海水浴や夏祭り、そして夜空を彩る花火大会。我が家は大きな川に挟まれた場所にあるため、夏になると自宅から数箇所の花火大会が見えます。

けれども、この贅沢な環境は柴犬と暮らす我が家にとってはむしろ大問題なのです。なぜなら、うちの柴犬は花火が大の苦手だから。

そのため、花火の見える掃き出し窓は、カーテンを二重にしてガード。花火の音が聞こえなくなるように、賑やかな番組をチョイスしてテレビをつけます。飼い主は花火が好きなのですが、愛する柴犬のためです。

スペシャルおやつを準備して、花火大会がはじまる前に渡します。「え?どうしたの?今日はご馳走だぁ~♪」と大はしゃぎ。
よかった、おやつに夢中になっている間に花火大会が終わってくれるといいなぁ。

けれども悲しいことに、どんなに準備しても犬の聴力にはかなわないのです。
一発目の花火が打ち上がると同時に、あんなに楽しそうに食べていたおやつをポトリ。

花火対策の記事でよくみる「おいしいおやつで気をそらす作戦」。
我が家の場合は、どんなにスペシャルでおいしいおやつでも花火の前では無効化してしまいます。
花火の力、おそるべし。

 

今年の花火大会はスリング対策!

普段はやりすぎな程のリラックスタイム。振れ幅が大きすぎないか?

普段はやりすぎな程のリラックスタイム。振れ幅が大きすぎないか?

怖くてたまらない時、我が家の柴犬はなぜか飼い主にのぼってきます。
抱っこではありません。飼い主を踏み台にして、もっと遠くへ!ここではないどこかへ!……と、花火のない世界への階段をのぼるように、飼い主をよじ登ってくるのです。

けれども、怯えている時の飼い主登りはとても危険。
落下して怪我をしないように、登ろうとする柴犬を抑えるのも一苦労です。

そこで今年は、花火大会がはじまる前からスリングで抱っこする作戦にしてみました。
これなら飼い主に登ることもできないし、もしかしたら飼い主の体温を感じて安心してくれるかも……?

花火大会当日、さっそく柴犬をスリングに入れてスペシャルおやつをあげます。……怪しんでいます。
飼い主がなにやら悪巧みをしていると思ったのでしょうか。
花火大会はまだはじまっていないのに、おやつを食べてくれないじゃありませんか。早くも失敗の予感がしてきました。

いや、まだ可能性は捨てたくない。
きっと花火大会がはじまったら、飼い主の抱っこに安心して落ち着いて過ごせるはず。

そんな飼い主の願いも虚しく、花火大会がはじまるやいなやスリングの中でブルブル震え出しました。
飼い主の体温、まったく役に立たず!

よく考えてみたら、そもそも普段から、自分が抱っこして欲しいと思うタイミング以外は、きっぱり抱っこを拒否されていたんだっけ。
もちろん、おやつもずっと無効化されたままです。
花火vs飼い主、花火の圧勝です。

花火対策どうしてる?

みなさんは、犬の花火対策はどうしていますか?
我が家は色々挑戦していますが、このように未だ解決策が見つけられません。

いっそのこと、花火大会のある日は遠くへ旅行するのも解決策のひとつだと思うのですが、我が家の近所はこの季節、毎週末のように各地で花火大会があるんですよね。
さすがに夏中、毎週末旅行へは行けません。

あぁ、宝くじに当たりたい。
もしくは、日本にサマーバケーションを導入して欲しい。夏の間中、花火のないどこかへうちの柴犬を連れて行ってあげたいものです。

夏の風物詩よりも柴犬が好き

こわい時間を忘れて、ご機嫌な時間がたくさんありますように。

こわい時間を忘れて、ご機嫌な時間がたくさんありますように。

夏の風物詩の中でも花形といえる花火大会。
以前は我が家でも、この一大イベントで盛り上がっていた記憶があります。けれども、愛するうちの子よりも大切な風物詩はありません。
今年もまた、心の中でエア花火大会を楽しむことにいたしましょう。