- コラム
- 知るという、栄養
2019.03.18
犬のしつけはいつから?犬のしつけに関するアンケート結果発表!
犬と共に快適に生活するために必要な「しつけ」は、他の飼い主の方がしつけをする様子を見る機会はあまりないため、「どんなしつけをすればいいんだろう」「自分のしつけは合っているのかな…?」など不安に思っている方もいらっしゃるのでは?
そこで今回は、犬と暮らしている、もしくは過去に犬と暮らしていた経験をお持ちの30歳~59歳の女性223人を対象に「犬のしつけ」に関するアンケートを実施。その結果をもとに、飼い主のみなさんがどのようなしつけをしているのか、しつけについてどのような悩みを持っているのかをご紹介します。
質問:どんなしつけを重視していた?
犬と暮らしている、もしくは過去に暮らしていた経験をお持ちの30歳~59歳の女性223人にまずお伺いしたのが「あなたが犬のしつけで行っていること(行っていたこと)を教えてください。(複数選択可)」という質問。
最も多かった回答は「食事に関するしつけ(62.3%)」でした。実に5人に3人の方が、食事に関するしつけを行っているということになります。次いで、「散歩に関するしつけ(54.7%)」「排泄に関するしつけ(53.4%)」と僅差で続く結果に。
その他のしつけについても2割~4割程度の方が行っていると回答しましたが、「しつけをしていない(18.8%)」と答えた方も。すでにしつけ済の犬を引き取った場合や、盲導犬や介助犬の引退犬と一緒に暮らす、というケースも増えてきているようです。
質問:犬のしつけで参考にしたものは?
「あなたは何の情報を参考にして犬のしつけを行いましたか?(複数選択可)」と尋ねたところ、最も多かった回答は「雑誌・書籍(41.9%)」、次いで僅差で「家族・友人・知人などの身近な人(41.3%)」、「インターネット(36.6%)」と続きました。
本やインターネットサイト、身近な人など、知りたいことがすぐに調べたり尋ねたりできる身近な存在を、主な情報源としている方が多いようです。
ただし、「動物病院などの医療機関(24.4%)」と回答した方も全体の4分の1近くいらっしゃいました。日常的なしつけに関する悩みや疑問は雑誌やインターネットで調べ、それでもうまくいかない場合は動物病院や訓練士などの専門家に頼る方が多いのかもしれません。
質問:しつけをする時、悩んだことは?
では、犬と暮らしている・暮らしていた方は、犬のどのようなしつけについて悩んでいるのでしょうか。続いての「あなたの犬のしつけに関するお悩み(悩みだったこと)を教えてください。」という質問に対して最も多かった声は、「犬の吠え癖」に関するものでした。
・吠え癖がなかなか直らない(37歳・パート・アルバイト)
・無駄吠えが治らなかった(30歳・専業主婦)
・嬉しすぎて吠えてしまうこと(34歳・その他)
・吠え癖が悩み。犬が極度の恐怖症のためドアのチャイムだけではなく、ただ人が通っただけ、声が聞こえただけで吠える。一度鳴くとなかなかおさまらない(50歳・専業主婦)
犬の性格や気質は1匹ごとに異なるため、吠える理由やシチュエーションはそれぞれ。飼い主の方もしつけに試行錯誤しているようです。
次いで目立ったコメントは「トイレ・排泄」のしつけに関するお悩みでした。
・子犬の頃に排泄場所をしつけるのが大変だった。(33歳・パート・アルバイト)
・部屋の中でのトイレに失敗して一度だけ叱ったら、それ以来部屋では排せつをしなくなったことから今現在も外でのトイレ。これにはずっと悩んでいます。(46歳・専業主婦)
排泄は毎日するもののため、トイレに関するしつけは非常に重要です。
上記のコメントの失敗談にもあるように、トイレのしつけをする際に「叱る」などの罰を与えるようなやり方はご法度。決まった場所で排泄ができたときにご褒美をあげたり褒めたりすることで、ここがトイレの場所なのだと認識させるようにしましょう。
質問:犬のしつけはいつから始める?
犬のしつけはいつスタートするのかも非常に気になります。「あなたは犬が何歳のときにしつけをはじめましたか?」という質問で最も多かった回答は「生後1カ月以上~生後4カ月未満(51.2%)」でした。
次いで「生後4カ月以上~生後10カ月未満(29.7%)」、「0~生後1カ月未満(11.6%)」と続いています。生後1年経たないうちにしつけを開始する方が大多数のようです。
質問:犬のしつけトレーナーに頼んだことはある?
最後に、「あなたは犬のしつけをトレーナーに依頼したことがありますか?」と質問したところ、「依頼したことがある(9.3%)」と答えた方は、1割以下とごく少数という結果に。
1つ目のグラフを見る限りでは、しつけに関するお悩みを多数抱えている方は大勢いらっしゃるはずですが、スケジュール調整、開催場所の問題からか、しつけのプロであるトレーナーに依頼する方はそう多くはないようです。
おわりに
今回は、犬のしつけに関するアンケートの結果をご紹介しました。
無駄吠えや外での排泄などの困ったことを放置してしまうと、ご近所トラブルにつながることもあります。犬のしつけは信頼できる書籍やサイトでしっかりと情報を調べつつ、気長に行いたいものですね。イライラしてしまうと、犬たちにも伝わって、上手くいかなくなってしまうことも。動物病院の獣医師や訓練士などの専門家も頼れるんだ、という気持ちの余裕を持って接しましょう。
「できた!」とパパママが喜べば、犬たちも嬉しいのです。しつけがうまくいけば、周囲の人だけでなく飼い主自身も、そして犬自身も生活しやすくなるはずです。いろいろな情報源をうまく活用して快適なペットライフを楽しんでくださいね!
-
スタッフより
犬のしつけで最も意義があるのは「待て」と「来い」をマスターさせることだといわれています。「待て」と「来い」ができることで、思わぬ事故や迷子になることを防ぐことにつながります。
はじめて育てたときに比べ、しつけも徐々に甘くなっていった我が家。現在の犬はわがままいっぱいに育ってしまい、「お手」もできないですが、「待て」と「来い」だけはマスターさせました。
調査概要
*1 調査区域:47都道府県 調査方法:インターネットリサーチ 有効サンプル数: 223(30~50代の女性)