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2023.01.25
【#大きな犬と】冬はやっぱり雪遊び!犬との雪遊びを楽しむポイント
同じ犬でも小型犬と大型犬では、育て方や食事など気をつけたいポイントがちょっと違います。でも世の中にある知りたい情報は小型犬向けが多いのが少々残念…。そんな飼い主さんのために、大きな犬にフォーカスした、最新情報やお役立ち情報を集めて紹介します。(POCHI編集チーム・大きい犬班)
今回のお役立ち情報雪遊び
大きな犬と初めてや久々の雪遊びをするにあたり、注意したいポイント、楽しさがアップする情報などをお伝えします。
雪遊び好きな犬種と、注意が必要な犬とは
大きな犬と楽しめる冬のアクティビティといえば、雪遊び。小型犬と違い、大型犬は深い雪でも埋もれてしまうこともなく、自然の中でダイナミックな雪遊びができるでしょう。
バーニーズ・マウンテン・ドッグ、グレート・ピレニーズ、サモエド、シベリアン・ハスキーなど、もともと雪深い地域で働いていた犬種は、きっと生まれながらに雪遊びが大好きなはず。
また、水猟犬であるラブラドール・レトリーバーやゴールデン・レトリーバーも、水分の塊である雪とたわむれるのを喜ぶでしょう。
一方、大きな犬でも寒さから身を守る役割を果たすアンダーコートがないシングルコートの犬種は、寒さに弱いので雪遊びをそれほど好まないかもしれません。たとえば、ドーベルマン、ワイマラナー、ウィペットなど。
スタンダード・プードルもシングルコートの犬種ですが、もとは水猟犬なので水を弾きやすい被毛を持っていて、雪遊びも問題なく楽しめるでしょう。
また、老犬になるとすべての犬種で筋肉量の低下などが原因で、冷えが身にこたえがちに。雪遊びに慣れているダブルコートの犬種でも、シニア期以降は防寒着を着せたり、雪遊びを短時間で切り上げたりして、寒さ対策を万全にしましょう。
いずれにしても、犬種や年齢にかかわらず、まずはうちの子が雪が苦手ではないかどうかを確認するのも重要です。
どこで雪遊びをする?
最近は犬と楽しむスノーシューツアーや犬ぞりなども人気がありますが、初めての雪遊びの場合、まずは気軽に遊べるスポットで試してみるのがオススメです。
手軽なのが、雪が積もっている晴れた日に、近所の公園や河川敷で遊ぶこと。そこで、うちの子が雪遊び好きかどうかをチェックすることもできます。
降雪地域にあるドッグランも、雪遊びスポットのひとつ。雪遊びイベントを開催しているドッグランもあるので、ホームページなどでイベント情報をゲットして参加するのも楽しいでしょう。
ただし、冬期はドッグランを閉鎖しているところもあるので、そちらの確認も忘れずに。
うちの子が雪遊び好きだとわかったら、犬と遊べるスペースを備えているスキー場に足を延ばすのも楽しいものです。大自然の中で、飼い主さんと思い切り雪遊びができるに違いありません。
犬と同乗できるゴンドラを備えているスキー施設もあります。
また、雪国のペット宿泊可能なホテルやペンションに滞在しながら、施設併設のドッグランで遊んだり、施設が開催している雪遊びイベントに参加するのも、良い思い出になるでしょう。
雪遊びが盛り上がるアイテム
雪遊びを、さらに盛り上げてくれるアイテムを紹介します。
ひとつめは、ボール。ふだんからボール遊びが好きな大きな犬と、ぜひ雪の中でもボール遊びを。大きな犬がピョンピョンと飛び跳ねながらボールを取りに行く姿を見ると、飼い主さんも心躍ることでしょう。
ただし、雪の中にボールが埋もれてしまって、犬が見つけにくくなる可能性も。なるべく雪に埋もれにくい軽い素材で、犬が見つけやすい柄物のボールを用意しておきたいものです。
ふたつめは、リード。リード選びを間違えると雪遊びが“盛り下がる”可能性があるのを心得て。
ノーリードにできない場所では、ロングリードが必須アイテムです。けれども、水分が染み込みやすい素材のリードだと、遊んでいる犬たちも重さを感じて動きにくくなってしまいます。
伸縮タイプの極細リードは見えにくく、人や犬がケガをする恐れがあるので雪遊びでは控えるのが無難です。もし伸縮リードを使用するのであれば、白や茶色ではなく、ピンクやオレンジなどの目立つ色のテープタイプを選びましょう。
いずれにしても、雪遊びの際は、なるべく軽くて濡れにくい素材のリードを用意しておきたいものです。
雪遊びの天敵“雪玉”対策を
長毛種が雪遊びをする際に注意したいのが、雪玉。この雪の塊が被毛にくっついてしまうと、ブラッシングをしてもなかなか取れません。無理に手やブラシで取ろうとすると、大きな犬は痛い思いをしたり、被毛が抜けてしまったり、皮膚を痛めてしまったりして厄介です。
雪遊びの際は、雪玉が付着しにくいウェアを着せるのが、最善の予防策。四肢を包み込むだけでなく、撥水性の高い素材でできたスノーウェアもあります。こうしたドッグウェアを、長毛の大きな犬との雪遊び前には着せておきましょう。
ウェアでカバーできない部分は、トリートメント剤でできた毛玉防止スプレーなどを事前に被毛に吹きかけておくのも雪玉予防策のひとつ。
足裏には、肉球クリームを塗っておくと雪玉ができにくくなります。
もし雪玉がついてしまったら、無理に取ろうとしないように。タオルで被毛を挟んでそこにカイロをあてる、ドライヤーで雪を溶かすなどといった処置をしてください。
応急的には、ステンレス製のコームを使って雪玉に突き刺すようにして砕くという方法がありますが、大きな犬の身体を傷つけないように配慮ながら行いましょう。
肉球のトラブルに注意
雪によって冷えてしまったり、除雪剤に触れてしまうことで、肉球の皮膚に炎症が生じる可能性があるので注意しましょう。
足先が冷えて血流が悪くなり、下痢を起こす危険性もあります。
雪に埋もれて見えにくい枝や岩で、足裏をケガする犬も少なくありません。
除雪剤やケガ対策にもなる犬用のブーツや靴下も、多く市販されています。それらを備えておき、必要に応じて大きな犬に履かせるのも肉球トラブルの予防策になります。
ただし、履きなれない靴下やブーツに違和感を覚えてしまい、大きな犬が雪遊びを楽しめなくなる恐れもあります。靴下などは遊びに出る前に、自宅の室内で履かせて慣れさせておきましょう。
事前準備と対策を万全にしておけば、飼い主さんも安心できて雪遊びの楽しみもアップ!
この冬、大きな犬との雪ライフをぜひ満喫してみてください。
ライター・臼井京音 写真:田尻光久
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