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2023.09.27

こんなはずじゃなかったけれど〜柴犬あるある・憧れドッグライフと現実のギャップ編~

こんなはずじゃなかったけれど〜柴犬あるある・憧れドッグライフと現実のギャップ編~

柴犬のちょっと不思議な生態を不定期にご紹介する、「柴犬あるある」シリーズ。
今回は、犬と暮らし始める前に抱いていた「憧れのドッグライフ」と現実との間にあるギャップの「あるある」をお届けします。

皆さま、犬との暮らしを始める前に「大好きな犬とこんな幸せなドッグライフ…!」という理想や憧れはありませんでしたか?憧れの強さや理想の暮らしのレベルには違いがあるかもしれませんが、きっとそれぞれの「憧れドッグライフ」が存在していると思います。

例えば…、人懐っこい犬と友達をたくさん作る!とか。スポーティーな犬とドッグスポーツにどんどん挑戦する、とか。穏やかな性格の犬とまったりリラックスタイムを過ごす、とか。

でも、その憧れが実現した、という方と同じくらい…いや、それ以上に「なんか違う気がする」と、理想と現実のギャップを実感している方も多いのでは。
今回は、想像以上にマイペースだった柴犬と暮らし始めた飼い主の「憧れのドッグライフとのギャップ」についてお届けします。

憧れの散歩ライフは憧れで終わる

ねえ、歩こう…?話しかけても動いてくれません。フレッシュグリーンのお布団がよほど気持ち良いみたいです。

ねえ、歩こう…?話しかけても動いてくれません。フレッシュグリーンのお布団がよほど気持ち良いみたいです。

柴犬のイメージ、それは日本犬らしいキリッとした姿を思い浮かべる人が多いと思います。真面目で賢く、飼い主さんとの散歩が大好き、一般的な柴犬のイメージはそんな感じではないでしょうか。
「我が家に犬がやってくれば、散歩もするし私の運動不足も解消だな!一緒に走ったりしちゃおうかな~」これが我が家に柴犬がやってくる前の私です。
犬とランニングを夢見て、肩掛けタイプのショルダーリードまで購入してしまいました。

もちろん思い通りにはいきませんでした。だって柴犬ですから。

お散歩が大好きな柴もいますが、決して少なくない数の拒否柴に不動柴、道路で本気で寝る柴までいるのが柴犬のお散歩というもの。飼い主の運動不足は、柴犬に頼らずに自力で解消しなければなりません。
そんなお散歩ですが、実はショルダーリードはとても便利です。
柴犬が長い間動かなくても、両手が空いているためスマホを使ったり本を読んだりして時間をつぶせます。
なぜでしょう、便利なのにちょっと悲しくなってしまうのは……。

もはや都市伝説?忠犬・柴犬

「お手」に対しても柴的距離で返されます。

「お手」に対しても柴的距離で返されます。

柴犬のイメージの中でも、きっと多くの人が信じて疑わないのが柴犬の忠犬ぶりでしょう。
私もそう思っていました。
ひたすらに飼い主には従順、忠実、飼い主が呼べばいつでも飛んでくるんだろうと。

そんなわけがありません。だって柴犬ですから。

基本、聞こえても気分がのらなければスルーします。
少し気が向いた時にはノソノソと歩いて近寄ってきて、微妙に飼い主の手が届かない範囲で立ち止まります。

ごくまれに駆け寄ってくることもありますが、そのまま飼い主の横をすり抜けて走り去っていきます。
悪気がないのはわかっているのですが、それでも切ない……。

落ち着きがある……わけじゃない

飼い主が襲撃されていることよりも、自分のリラックスが大事。それもまたうちの子の個性かな!(前向き)

飼い主が襲撃されていることよりも、自分のリラックスが大事。それもまたうちの子の個性かな!(前向き)

もう一つ、世の中で浸透しているのが番犬としての柴犬のイメージでしょう。
常に落ち着いた佇まいで、いざ敵がやってきたら飼い主を守る!

まぁ、そうはなりませんよね。だって柴犬ですから。
そもそも落ち着いているように見えるのは、ただ単に興味がないだけか、省エネモードでじっとしているかです。
そして、落ち着いていない時の多いことといったら!

遊ぼう!おやつ!なんだかわからないけどダッシュ!おやつ!ごはん!
想像以上にアピールがすごい!かと思うと、突然スイッチが切れて一緒に遊んでいた飼い主だけが取り残されることもよくあります。

スイッチの切れた柴犬は「落ち着く」を通り越して「究極にリラックス」します。
お腹を出して眠るいわゆる「へそ天」をする柴犬率はかなり高いです。

番犬=気が強いというイメージがありますが、むしろ怖がりのビビりさんが多い気がします。
例えばうちの子は、風でカーテンがバタバタするだけでビクッとして吠えてしまいます。
勇敢なのではなく、怖さゆえにガウってしまう場面の多いこと…。

試しに、そのカーテンをクルクルと体に巻きながら「きゃー。助けてー」と言ってみました。
助けてくれるかな?飼い主のためなら、怖さを乗り越えて吠えて威嚇してくれるかも?

……ダッシュで逃げました。
家具の影から、吠えもせずに様子を伺っています。
もしこれが人喰いカーテンなら、飼い主は食べられてしまうところです。

それでもやっぱり柴犬が好き

実際に一緒に暮らしはじめてみると「あれ?こんなハズでは」と思うことが目白押しだった柴犬ライフ。
イメージ通りでもそうでなくても、気がつくとそのギャップにメロメロになっている飼い主なのでした。

こうやってヘソ天で幸せそうに寝ている姿を見せてくれるのも、信頼の証のはず…。

こうやってヘソ天で幸せそうに寝ている姿を見せてくれるのも、信頼の証のはず…。

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