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2025.03.31
【ペット栄養管理士で管理栄養士監修】シニア犬の皮膚・関節・免疫に役立つ!ボラージオイルの栄養と与え方

犬も人間と同様、年齢を重ねるにつれて皮膚の乾燥、関節の痛み、免疫力の低下など気になることが増えてきますが、その健康維持に役立つ成分を含む「ボラージオイル」に注目が集まっています。
ボラージオイルは、ルリジサ(ボリジ)という植物の種子から抽出されるオイルで、とくに「ガンマリノレン酸(GLA)」を豊富に含んでいることが特長です。
本記事では、ボラージオイルがシニア犬の健康にどのように役立つのか、適切な与え方や注意点について詳しく解説します。
ボラージオイルとは?

ボラージオイルとは、ルリジサというハーブの種子から抽出されたオイルで、抗炎症作用があるガンマリノレン酸や、細胞の健康をサポートするオメガ6脂肪酸などが豊富に含まれています。
★ボラージオイルの基本情報
ボラージオイルは、ルリジサ(ボリジ)というハーブの種子から抽出されたオイルで、とくに「ガンマリノレン酸(GLA)」を多く含んでいるところがポイントです。
GLAは、体内で抗炎症作用を持つプロスタグランジンに変換され、炎症を抑えたり、皮膚や関節の健康をサポートする働きがあります。
★ボラージオイルに含まれる主な成分
ボラージオイルに含まれる主な成分は、次のとおりです。
✓ ガンマリノレン酸(GLA):抗炎症作用があり、関節の健康や皮膚トラブルを改善
✓ オメガ6脂肪酸:細胞の健康をサポート
✓ ビタミンE:抗酸化作用があり、老化防止に役立つ
シニア犬の健康維持成分が豊富なので犬のエイジングケアのために、ドッグフードに含まれていることもあります。
アレルギーや皮膚被毛のために積極的な摂取をしたい方に、犬用サプリメントもあります。
シニア犬にボラージオイルをおすすめする理由

ボラージオイルは、皮膚、関節、免疫の健康維持に役立つので、シニア犬におすすめの食材です。
ここからは、シニア犬におすすめする理由を解説します。
★皮膚・被毛のケア
ボラージオイルに含まれるGLAは、皮膚のバリア機能を強化し、外部刺激から守る働きがあります。
加齢に伴い、犬の皮膚は乾燥しやすくなり、フケやかゆみが増えることがありますので、GLAで皮膚の水分保持や乾燥を防ぐ働きによって抑えられることが期待できます。
さらに、オメガ6脂肪酸が被毛の健康にも寄与し、ツヤのある毛並みを維持するのに役立ちます。
アトピー性皮膚炎やアレルギーによる皮膚トラブルを抱えているシニア犬には、ボラージオイルの継続的な摂取は健やかな皮膚の状態を維持する補助的な役割にもなります。
★関節の健康維持
ボラージオイルに含まれるGLAには抗炎症作用があるので、関節の痛みを和らげることが期待できます。
シニア犬は加齢による関節炎や変形性関節症がでやすく、散歩を嫌がるようになることもあります。
GLAの体内でプロスタグランジンE1に変換されて炎症にアプローチする働きにより、関節の可動域を維持しやすくなります。
シニア犬に限らず、関節の軟骨のすり減りが気になる大型犬や肥満による運動量の低下が気になる犬にも役立てることができます。
★免疫力のための良質な栄養源
ボラージオイルに含まれるGLAは、免疫細胞の働きを調整し、炎症を抑制することで免疫バランスを整えます。
GLAは、アレルギーやアトピーなど自己免疫が過剰に反応しないようリスク対策として、また、ボラージオイルに含まれるビタミンEは抗酸化作用があるので、老化の仕組みとされる細胞の酸化ダメージ対策としてビタミンE単独でもサプリメントに活用されています。
■ GLA(ガンマリノレン酸) まだあるいいところ
ボラージオイルに含まれるGLAは血管の柔軟性を保つことで、血液の流れをスムーズにする働きがあります。
健康な血液循環を維持する役割も果たすので、加齢による肥満で、心臓への負担が気になるシニア犬の健康リスク対策にも役立つオイルです。
ボラージオイルの目安量と与え方

★摂取量の目安
ボラージオイルの摂取量の目安は次のとおりです。

体重5kgあたり 0.5〜1ml を目安になります。
はじめて与える場合は、犬の体調に変化がないか様子をみながら少量ずつ与えてください。
犬用サプリメントを活用してボラージオイルを与える場合は、商品に記載されている目安量を参考にしましょう。
★おすすめの摂取方法
ボラージオイルを与える方法は、普段のドッグフードや手作りごはんにオイルをそのまま垂らして使用します。
また、手軽に摂取できる方法としてサプリメントを活用するのもおすすめです。
★与える際の注意点
ボラージオイルはシニア犬の健康維持によい効果があるとされる食材ですが、与えすぎには注意が必要です。
オイルは脂質なので与え過ぎは、下痢や体調不良の原因にもなりかねません。
また、ボラージオイルは酸化しやすいため、直射日光に当たらない冷暗所に保管しましょう。
念のため、持病がある犬に与える際は獣医師に相談してください。
まとめ
ボラージオイルは植物性で、シニア犬の皮膚や関節、免疫力の維持に役立つ食材です。
日常の年齢ケアに上手に取り入れて、より長く元気なシニアライフを支えていきたいですね。