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2019.05.08
初めての老犬の介護。オムツなど、介護に必要な用品まとめ
人間と同じように、犬も年を重ねるうちに体が弱っていき、日頃の生活に不便が出てくることがあります。特に、歩くのが難しくなる年齢にもなると、これまでのようにトイレができず、オムツの使用が必要となる場合もあります。今回は、犬の介護の際、オムツを使用する場合に役立つ情報をまとめました。これから始めての老犬の介護が始まる、という方はぜひ参考にしてみてください。
老犬の介護に必要なもの
老化が進むにつれ徐々にうしろ足の踏ん張りがきかなくなっていき足腰が悪くなってしまうと、自力で立ち上がることが難しくなります。その場合は、移動の補助をするための犬用車いすや、犬の腰を持ち上げるための補助ベルトなどが必要になるでしょう。
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ポチのペット栄養管理士からひと言
以前と比べると、犬用の車椅子や補助ベルトなどのアイテムはサイズや種類も増え、価格も選びやすいものも増えてきているようです。しかし、一番に気にしたいのは犬自身が違和感なく快適に過ごせるかどうかです。
犬たちもその子によって車椅子を選んだほうが良いのか、少しでも自力で歩くほうが良いのかなど、個性の数だけ正解もありますし、不正解もありません。いざという時には、補助的なアイテムも一つの選択肢としてあるのだ、と思っておくだけでも良いのかもしれませんね。
犬用オムツのサイズはどう選ぶ?
主に、小型犬か中型犬か、といったサイズ分けや、犬種によるサイズ分けがなされています。メーカーによっては、オス用とメス用で分けて発売していることも。オス・メス兼用のオムツも多く見られます。
では、これから犬用オムツを使用するのであれば、サイズはどのように選べば良いのでしょうか?犬のオムツの選び方についてお伝えします。
■オスとメスで選ぶべきサイズが異なる
犬のオムツを選ぶ際には、まずは胴回りと体重を測っておく必要があります。さまざまな姿をしている犬たちは、もちろん体格も異なります。同じ犬種であっても、体格ががっしりしているのか、細身なのか、小柄なのかなど、個体差はありますので、なかなかぴったりのものをいきなり探すのは難しいかもしれません。でも、その過程も「色々試してみよう」と肩の力を抜いて取り組むことができれば良いですね。
ますは、SSSサイズやLLサイズというように、パッケージや公式サイトに記載されているサイズを参考に、まずはオムツを購入してみてはいかがでしょうか。
また、犬たちと一緒に暮らしている方にとっては当たり前のことですが、性別によって、選ぶべきオムツが異なります。オスとメスでは、体の大きさや性器の位置が異なるなど、体のつくりに違いが見られます。性別に合ったオムツを選んだ上で、犬たちが感じるストレスを可能な限り減らせるようにしたいものですね。
オススメアイテム:犬用オムツカバー
犬の介護で便利なグッズのひとつとして、「オムツカバー」が挙げられます。オムツカバーとは、オムツの上に履かせる介護用品のひとつです。犬が動き回ってオムツがずれるのを防いでくれるので、オムツだけではカバーしきれない時に活用してみましょう。最近は介護だけでなく、おでかけ時に心配な犬にオムツをつける人も多くいておしゃれなカバーがたくさん出ています。
老犬のオムツは清潔に保つのが重要
犬の介護にオムツを使用するなら、飼い主さんはなるべく犬の体を清潔に保てるよう、工夫してあげてください。
たとえば、長期的にオムツを使用するのであれば、排せつ物が体毛についてしまわないように、お尻やおなかの毛をカットすると安心です。これだけでオムツ交換の度に体を拭くのが楽になります。
また、オムツによって皮膚が蒸れてかぶれないよう、オムツが汚れていなくても定期的に交換してあげましょう。
特に敏感肌の犬たちの場合、オムツの中の排泄物で肌が荒れてしまったり、かゆみを感じてしまうことも考えられます。なるべくこまめにオムツを交換してあげることも大切です。
■ 人間用オムツを代用してみよう。
さまざまな事情から犬用オムツがすぐ手に入らない場合には、人間用のオムツで代用するのも可能です。人間用オムツで犬用オムツを手作りすると、一般的に売られているオムツではサイズが合わない犬でもオムツをつけられます。さらに、一般的に売られている犬用オムツは単価が高い傾向になり、人間用のものを代用すれば節約できます。
ただし、代用する際は、尻尾の部分に穴をあけて通気性を良くするなど、犬が快適に過ごせるための工夫を凝らしましょう。
おわりに
今回は、介護に必要な用品や、犬のオムツを使用する際のサイズ、介護の情報をお伝えしました。
私たちと一緒に暮らしている犬たちも、人間と同じように年齢を重ねていき、それにつれて体力や筋力、認知機能も衰えていきます。飼い主としてはとても辛いことですが、生き物である以上は避けて通れないことでもあります。
そして、言葉を交わすことができない犬たちの介護は、難しい面も多く、それまでには想定できなかったようなトラブルが起きることもありえます。でも、それも含めて大切で幸せな時間を届けてくれた、家族の一員でもある犬たちの一生です。
「歳をとったらまたパピーに戻ったみたいだね」なんて声をかけてあげながら、シニアになった犬たちの時間や暮らしのペースに歩み寄り、お互いに毎日を快適に過ごせるように、便利な介護用品を活用したいですね。
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ポチのペット栄養管理士からひと言
介護が必要になったシニア犬たちは「自分でまだできるよ!」と思っていることも多いようで、介護されることにプライドを傷つけられてしまうケースもあるのだとか。私の知人の家のシニア犬の場合は、白内障でほぼ視力を失ってしまい、足腰も弱っているのですがトイレにだけは自分の力で行き、しっかりと済ませてくるそうです。
このケースのように、犬たち自身が「頑張ろう!」と思ってやろうとすることには、なるべく協力してあげることも場合によっては必要です。「できた!」という体験を通して体力面や意識の面を強く保つようサポートしてあげることも、犬たちの介護の大切な一面なのかもしれません。