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2025.04.02

思い出づくりにぴったり!NZで人気のひまわり畑スポット~南半球のDog's letter~

思い出づくりにぴったり!NZで人気のひまわり畑スポット~南半球のDog's letter~

世界の様々な地域に順応して暮らしている犬たち。
ところ変われば犬とのライフスタイルも変わります。日本とはちょっと違う?!共通してるかも?!と思える目新しいドッグライフ情報を、自然豊かな南半球に位置するニュージーランドからお届けします。
今回は、日本でも思い出の写真スポットとして人気のひまわり畑は、ニュージーランドでも同じで大人気のようです。光と色彩の美景をどうぞ。

DOG's TALK

この記事を書いた人:グルービー美子

この記事を書いた人:グルービー美子

ニュージーランド・オークランド在住のトラベルライター。JAL機内誌やガイドブック「地球の歩き方」などに寄稿。子供の頃から柴犬と暮らし、現在はサビ猫のお世話係。趣味はサーフィン。

オークランドのひまわり畑

 日が長く、犬と野外でたっぷり遊べるニュージーランドの夏。筆者が暮らすオークランドはこの国最大の都市ですが、近隣に犬を連れていけるお出かけスポットがたくさんあります。 その中から、夏限定で楽しめる大人気のひまわり畑「フランクリン・ファーム・サンフラワーフィールド」をご紹介します。

行列もできる超人気の夏スポット

フランクリン・ファームがあるのはオークランド中心部から西へ車で30分ほどに位置するワイマウク地区。
1906年に創業し、今年で119年、5世代にわたって続くフランクリン家の農園で、主にセロリを栽培しています。

セロリ畑のすぐ隣にはひまわり畑が広がり、 夏の間のみ一般開放されています。見渡す限り一面に黄色い大輪の花が咲き誇る様は圧巻。
黄色いドアやトラクター、 ひまわりの花で飾られたブランコといったフォトスポットもあり、夏の週末はエントランスに行列ができるほど。ウェディングフォトや家族写真を撮りに訪れる人も多いそうです。ひまわり畑の美景を堪能した後は切り花を購入したり、自分で好きな花をカットして持ち帰れるサービスも行っています。

フランクリン・ファームにはほかに「バタフライ・ファーム」という施設があり、ここでは近年数が激減しているニュージーランド最大の蝶モナーク・バラフライ(和名はオオカバマダラ)を観察できます。蝶の保護と人々への教育を兼ねて開いたそうで、サスティナビリティや地域への還元を重視するニュージーランドらしい農園といえます。

切り花を買ったり、自分でカットしたりもできます

切り花を買ったり、自分でカットしたりもできます

犬と一緒に夏の絶景を楽しめる

ひまわりのシーズンは12月から2月中旬。期間中は火曜をのぞいて毎日朝9時から開園しています。
犬の飼い主たちに人気なのが、「ドギーフライデー(Doggy Friday)」と銘打った金曜日。その名のとおり毎週金曜は終日犬を連れて入園できるのです。

週日は午後4時30分に閉園しますが、金~日曜は日没までオープン。
この時期のニュージーランドは日没が午後9時近いため、金曜の仕事帰りでも十分犬を連れて出かけられます。
⓵園内ではリードを付けること、②犬の糞は飼い主が片付けること、③ほかの犬や来園者と仲良くできること、という基本ルールを守る必要がありますが、ひまわり畑は広いので、一旦入園すればひまわりを愛でながらのんびり散歩できます。
ひまわり畑は日陰ないので、日中に訪れる場合は犬も暑さや日焼けの対策が必須。それでも夏ならではの絶景を犬と一緒に眺めるのは至福のひとときです。

かわいい写真を撮って思い出作り

ひまわり畑をバックに犬の映える写真を撮るのもここを訪れる楽しみのひとつでしょう。
特に小型犬の飼い主などはプロップや犬の洋服を持ち込んだり、犬をひまわりの花の高さまで持ち上げ、自分は葉の陰に隠れるなど工夫を凝らしたりして「うちの子のかわいい写真」をカメラに収めるのに一生懸命です。
空がピンクやオレンジに染まり、ひまわりに陰影が出て雰囲気ある写真が撮れる夕暮れ時も好評です。

今年の夏もあとわずか。犬と一緒にひとつでも多くの思い出を作りたいですね。

取材・写真協力:Franklin Farm

*1  https://www.franklinfarm.nz/